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思い出の動物(エルマイティンのバカ犬)

■エルマイティンのバカ犬
アルゼンチン パタゴニア地方

エルマイティン発エスケル行きのパタゴニア急行が出発前に地元の若者が演奏をしていた。ギターの音に魅せられどこからか野良犬が寄って来た。犬はおしっこをするためにデッキに足をあげたいらしい。
彼は懸命に歌とギターを引いている。演奏を中止するわけにいかない。近寄らぬように犬の腹を足でこづいていた。野良犬とミューシャンの活闘は窓から顔を出している乗客らも大爆笑。このあと野良犬は客車の下をすり抜けどこかに消えて行った。
野良犬の「下手くそな唄、やめろ!」なんて言ってるような顔つきが可笑しかった。


世界の蒸気機関車
都築雅人の出会いとロマンの煙情日記
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