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ミャンマー
首都:ヤンゴン

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ミャンマー連邦
外務省サイト
最後まで残っていた2つのMR(ミャンマー国鉄)路線・ピュンタザ/マダゥク・バゴー/ニャングハシも昨年DL化された。現在は欧米の愛好家によるチャーター運転用として数台が残る。両線とも楽しい生活路線だったので私もショックだった。
ピュンタザから本線を北上すること150キロ。ここピュンマサでは冬期に限り、たびたび蒸気機関車の姿を目にする。ピュンマサ郊外には大きな製糖工場がある。砂糖生産が盛んな町では12月から2月にかけて、この製糖工場にサトウキビを運ぶためにBRの蒸機が使われる。
一日一回、ロケーションには乏しいがミャンマーに残る貴重なシュガートレインを追ってみた。
YB Class 4-6-2 1947年 バルカン 英国 ファウンドリー社 1000ミリゲージ
重油焚き 英国が植民地用として製造した機関車。

■ミャンマーのシュガートレイン

ピュンマナ駅で出発を待つYB。のどかな駅でも列車が入って来ると周りに活気が出てきた。

ピュンマナからキィニ方面(300キロ)へ伸びる路線を走る。もうすでにちゃっかり無賃乗車は始っている。

小さな川を渡るYB。この鉄道や橋は日本人が戦争中架けたものだ。たもとの住人がこの橋を撮りに来たのは第二次大戦後初めてだよとびっくりしていた。

カンタ駅はピュンマナから20キロ。今日の終着地である。側線にはキビを積んだ貨車が並んでいた。空の貨車を押し込んで機関士たちは小1時間程の休憩をとる。

ミャンマーのサトウキビの積み方は縦に並べて篭状にしてから横に置く。これはインドと同じ方法であった。その上にちゃっかりと座り込み出発を待っている客たち。

ターンテーブルがないため帰りはバック運転でピュンマナに戻る。重い貨車を引き出し空転を繰り返す。

カンタ駅を出発するシュガートレイン。住民も乗り込みアジア特有の列車光景がそこにあった。

ピュンマナ駅手前で信号待ちの停車。一端本線に入線、スイッチバックしてトンゴー方面(5キロ)にある製糖工場にキビ貨車を持っていく。翌日、空になった貨車をとりに行く。



■ ピュンタザ/マダゥク線

「これぞアジアントレイン」 MRマダゥク支線 マダゥク駅 YB型(2-6-2)
首都ヤンゴン市から北へ230km。ピュンタザからニャングレビンを経てマダゥク駅へは短い盲腸線。蒸機2往復と小さなトロッコ列車の3往復が設定された沿線住民の生活路線。

「壷売り」 MRマダゥク支線 1000mm パスンミャング駅 YC型(2-6-2)
この地方はいい土壌があるため壷の名産地である。毎日できたての壷を抱えて遠くはヤンゴン市まで売りに行く。車内は溢れるばかりの乗客と壷や野菜等でギュウギュウ詰め。

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