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■100番代スポーツ、音楽、カストロ氏と何かと話題にこと欠けない国キューバ。また蒸気機関車や自動車も1940年以前のものが今だ現役で活躍しているからマニアにはたまらない。キューバの田舎にいると映画のロケセットにいるようだ。そこはアメリカ開拓時代にタイムスリップしたような気となる。私は海外の撮影地の中でもキューバは大好きで渡航数も多い。今回からキューバ本土の各、州ごとに蒸気機関車が可動している製糖工場を紹介します。キューバの製糖工場では認定番号があり西(100番代)から東(600番代)へと順番となっています。2月から4月の冬期がサトウキビの収穫シーズンです。その年によってサトウキビの収穫量や工場の稼働で機関車の動きが違いますので注意してお出掛け下さい。 |
LP=ローディングポイント(砂糖キビ集積場) AL=アルコ社製蒸気機関車 (USA) BLW=ボールドウィン社製蒸気機関車 (USA) Rog=ロジャース社製蒸気機関車 (USA) VIW=バルカン社製(USA) Hen=ヘンシェル社製(独) |
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PINAR DEL RIO 州 103・E ガルシア ラバンデロ製糖工場 入れ替えに専念する1601号機(2-8-2 ・ BWL 1919年) スタンダードゲージ。BLW・AL・VIW 11台が在籍。2001年工場操業休止。 |
105・サンディノ製糖工場 900ミリゲージ 1382号機(2-8-0 ・ BLW 1915年) BLW・ALC・Hen 9台が在籍。キューバ島西部では人気No.1で多くの愛好家が集まります。午後が光線状態ベスト。ハバナ市内のレーニン公園で走る蒸気機関車も毎年交替で出張運転している。 |
107・P.D.トリエント ブルー製糖工場 1435ミリ 1505号機(2-6-0・BLW 1910年)+1102号機 時には重連もあります。沿線の人たちは機関車の調子音と貨車の多さで分かるようで「次は2台で引いて来るよ!」と教えてくれた。 |
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