|
エクアドル共和国 |
エクアドルの蒸機路線といえばグアヤギルからアラウシまでのデビルノーズ(悪魔の鼻)と呼ばれる2600メートル級のアンデス山中越えが有名である。 1996年エクアドル国鉄は蒸気機関車の無煙化を終了、麓のブカイの町には機関区ががありBLWが保存されている。撮影ツアーによるスペシャル運転がだびたび催される。
「エクアドル」とは、
BLW=米・ボールドウィーン社製 |
アンバトを出発するBLW45号機(2-8-0)1944年製造。 リオバンバへと高度を上げながら悪戦苦闘の鉄路が待っている。 |
途中の小川で給水タイム。普段から列車本数の少ない路線に蒸機が停車したものだから沿線の住民がびっくり周辺はお祭り騒ぎ。 |
2100メートルの高地にあるコルタ湖沿岸を快走。ここまで来ると上り勾配も終わり身が軽くなった45号機は足どりも軽そうだった。 |
ナランジャトでは町中を堂々、線路が敷かれている。バザールでは商品の片づけにテンヤワンヤ。お尻を振って歩く女性は後方の汽車にも目もくれない。格好の被写体に愛好家らも大喜びだった。 |
ブカイ駅の構内で入れ替え作業に忙しいBLW 58号機(2-8-0 1953年) こちらは毎日貨車の入れ替え作業が見ることができる。 |
ブカイを出発アラウシに向かう。赤いボディのBLW11号機(2-6-0 1900年)はカマもひとまわり小型のため圧力が上がらず途中で力つき58号機に交代させられてしまった。 |
ナランジャパタの渓谷沿いを58号機が快走。いきなり出動で化粧気無しの機関車は現役時代を彷彿とさせる。この先、デビルノーズと呼ばれる山岳路線に挑むのだ。 |
オタバルのバザール。インディオのほか沢山の小数民族も集まる。とくに土曜市は終日賑やかで買い物のかけひきが楽しい。私も彼女達売り子の笑顔に負けアクセサリーを買ってしまった。 |
エクアドル名物レールバスは乗客の多さ次第で5〜6台の一斉に出発する。イバラーサン ロレンゾ(200キロ)間では隔日に出発する。途中には交換設備が無いので翌日戻るという運転設定である。 |
|
©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2008-06-16