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日本 C57
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■C57

貴婦人の愛称で今でも人気のあるC57型蒸気機関車。旧国鉄でも北海道で135号機が最終列車を引いたのは有名である。末期まで残ったゴナナを求め、私も休みのたびに出かけて行った。それは他の機関車と違ってサラブレッドのように華麗な走りが良かった。また南九州のC57も短い貨物列車も引くローカル色が溢れて好きだった。

C57 Class 4-6-2 1937年 日立、汽車、三菱、川崎車輌社製 201両製造
貴婦人=ゴナナ


北海道室蘭本線 社台 1974年3月 C57144
3月の春休みに行くとスト明けでいつもペンキ書きの順法闘争号に遭遇した。これも思い出の1コマである。


宗谷本線 南稚内ー抜海 1973年12月 C5787
3台のC55も1台づつが廃車となりC57に代わっていった。沿線で待ってがっかりした人もいただろう。室蘭本線を行くのと違った宗谷の地を行くゴナナも悪くない。


室蘭本線 栗山ー栗丘 1974年12月
数本のD51貨物を見送りながら新雪の積もった丘を登ること90分。大汗をかき悪戦苦闘しただけあって素晴らしいロケーションが広がった。翌年の3月、再び当地を訪れこの丘を見上げると急斜面にびっくり。


室蘭本線 登別 1975年4月 C57135
新学期の始まる前日まで北海道に居た。残りのフィルムを消化するため列車本数の多い室蘭本線で使い果たす。道東や道北に比べれば雪も無くここはまるで春爛漫。


羽越本線 新津 1971年12月 C57181
飯山線の帰り新津に寄った。本当は米坂線に行きたかったけれど正月を前に帰宅せざる得なかった。惜しい!


総武線 津田沼ー(現)幕張本郷 1968年11月
小学5年生の時、野球をしながら撮った。真下の田んぼの小川では鮒やザリガニ捕りもした。今ではマンションや住宅が建ち見る影も無い。私の実家も現在この一角にある。


総武本線 南酒々井 1972年9月
千葉ー銚子間にC57が走ると言うので友人と撮りに行く。この後京都梅小路で保存が決まっていた。現在のJR山口線の同機とは思えないほど美しい。


参宮線 下庄 1973年8月 C57110
亀山から炎天下の中、相当歩いた記憶がある。伊勢のゴナナを仕留め大満足。しかし水ももたず喉はカラカラ、私の身体もミイラ化寸前。


日豊本線 田野 1973年8月 C5765
門デフのゴナナも美しい。日中の炎天下の暑さも夕方は幾分和らぎ過ごしやすかった。ダブルで来たが次位は無火の回送機だった。


日豊本線 青井岳 1973年8月
早朝の散歩を兼ね川原から狙う。美しいショットをモノに朝食も美味しかった。


吉都線 京町温泉 1973年8月 C57151
例のC55おまけ編の続きである。早朝のゴールデンタイムの締めくくりはゴナナの客レ。靄も消え太陽も顔を出し朝から暑かった。昨夜観たあの光景も段々遠去って行くのであった。

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©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2007-08-30