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セルビア共和国 |
主要幹線からは無煙化を達成したユーゴ国鉄(JZ)。だが炭坑や発電所等で貨車の入れ替機として細々残っている。貴重な現役機として西欧州諸国のマニアから注目 |
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「老機関士」 JZセメデレボ 1435mm USA 62型(0-6-0T) セメデレボの車輌工場で列車の入れ替を担当する62タンク機関車。今年72才のズブロ・シコビッチ氏は超ベテラン機関士。今だ現役のドライバーとして操作を任されている。 |
「炭坑の主」 JZレサビカ駅構内 1435mm 120-019(0-6-0) 発電所の燃料として石炭採掘は大切な資源。レサビカ炭坑で100年間も働いている120。貨車の編成を作り国鉄本線に引き渡す。今日も山中に老雄の叫びがこだました。 |
「昼下がり」 コストラック 900mm ポーターUNRRA(0-8-0) コストラック火力発電所ではポーターが動いていた。排出された燃料の屑を山に捨てるためだけの運用。凸型の電気機関車が頻繁に石炭を運搬する中、のんびりと羊を連れて散歩する父娘も通る。 |
「ささやかな蒸機路線」 ジャコディナ 1435mm 62型(0-6-0T) JZ駅から電線製造の工場まで5km区間に従業員輸送のため1日3往復の運用がある。煙突の火の粉止めを装備、小さくて不格好なタンク機だが愛嬌があって私は好きだ。 |
「花摘み」 ジャコディナ 62型(0-6-0T) 専用線の短い区間だが橋もあり川では近くの子供達が泳ぎに来ていた。花を摘んで家へ戻るとき仕事を終えた従業員列車が通過した。写真を撮ってくれた礼に摘んだ花を私に。 |
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©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2007-08-29