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朝鮮民主主義人民共和国  吉林省集安 - 北朝鮮満浦
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■吉林省 集安 - 北朝鮮 満浦

中国と北朝鮮の国境を越える鉄道は丹東と新義州の新義州大橋が有名である。国境は長白山系から黄海へ流れる大河・鴨録江である。頻繁に国際列車や貨物列車の往来がある。

丹東から鴨録江をさかのぼること約250キロ、吉林省の集安市にも鉄道による北朝鮮との国境の橋がある。集安市は人口70万人の都市でそのほとんどが朝鮮族だ。高句麗の第19代王・好太王の碑がある町としても有名だ。対岸は北朝鮮の満浦である。離ればなれとなった家族、親戚が川向うで暮らす朝鮮族も多い。

現在も1日1往復の混合列車が鉄橋を渡る。機関車と客車は1年交代で中国と北朝鮮の車輌を使用する。もちろん外国人や中国人観光客は乗れない。地元朝鮮族が祖国に一時帰国するのためにある。中国に住む朝鮮族の人たちは満浦に1年に一度、北朝鮮の人たちも集安市へ3年に一度、来ることができる。

私は二度ほど集安市を訪れ、双方の国から発着する小さな国際列車を撮ることに成功した。


いよいよ北朝鮮側からの国際列車が来た。荷が少ないのか貨車は1両だった。客車はピカピカの新車である。画面左上は満浦駅で故金日成総書記の肖像画も見える。


中国側に入った国際列車はこの先5キロほど行くと集安駅だ。この鉄橋は昭和9年、旧日本軍が建設した旧満鉄ルートのひとつである。


集安駅に到着したミカイは入換えを行う。私は駅の裏から雪の中をかがみながら近寄った。気がつけば50メートルまで近づていた。よく北の機関士に気がつかれなかったものだ。


約1時間後、国際列車は満浦へ戻る。鉄橋付近は撮影厳禁なので葡萄畑の中から見送った。きっと車内では離ればなれとなった朝鮮族の人たちの再会に胸踊らせているのに違いない。


満浦から来る国際列車を待っていると北朝鮮内の山腹からドラフト音が聞こえ貨物列車が現れた。300ミリ×1.4で撮影したがこの日は視界が悪くよく分からない。

満浦から鴨録江に沿ってさらに東へ伸びている支線がある。この先は未電化でしかも川幅も狭く中国側から手にとるほど真近に見える。今度は鴨録江沿いに車を飛ばした。


それはすぐに実現した。鴨録江沿いを車で走っていると小さな駅があった。ホームにはミカイがテンダーファーストで停車しているではないか。これぞとばかり車をユータウン満浦まで追跡撮影。(200ミリで撮影)


満浦の町に入る手前ではきつい勾配区間があった。満浦の町は鴨録江より 高台にあるからだ。中国に来る線路は一端平壌方面へ消える。ループ線になっていて暫くすると国境の橋の袂に出てくるのだった。


平壌から満浦までは電化している。中国へ渡って来る国際列車は蒸機が担当していた。上部は国際列車用として集安駅へ向うミカイ、下部の2両のミカイは入換えをしていた。(300ミリ×1.4で撮影)

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©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2007-04-29