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■HGS Classパキスタンとアフガニスタンの国境にあるカイバル峠。首都イスラマバードから西に70キロにある国境の町ペシャワル。そのペシャワルからカイバル峠の頂上・ランディコタールまで50キロ区間に鉄道が敷かれている。1000メートル級の山が連なる区間は、勾配が厳しくスパイラルとスイッチバックを使ってプッシュブルで登って行く。パキスタン国鉄最大の大型機HGSでも悪戦奮闘する姿は見物だった。
HGS Class 2-8-0 1923年 バルカンファンドリー(イギリス) 重油焚き |
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国境地帯はパターン族の自治に任されている。治安も悪く護衛のため機関車前部と各出入り口には地元警察隊が護衛する。 |
勾配区間を終えChagai駅付近ではHGSも快走。山岳区間とは予想もつかないスピードだった。 |
複雑な線路配置に驚くばかり。下部の線路はスイッチバック。さらにスイッチバック後方はスパイラル区間で上っている。 |
終点ランディコタール駅に到着したHGS。たくさんのパターン族が乗り込んでいた。鉄道はここまで、この先アフガニスタンのカブールまで続くが線路は破壊されたままだった。 |
バッセルーアトックシティ線はインダス川の支流に沿った美しい路線。DLの補機を借りてバッセル郊外の草原を行く。 |
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