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■ガスバクハツしそうなバス

いつかニュース番組の特集で見た。それは天然ガスを燃料として走る路面バスが中国の奥地で走っている映像だ。レザー張りの風船に天然ガスを詰め屋根の上に積んだユニークな形をした風船バスである。私は番組の途中から見ていたため場所も判らずじまいだった。

それから5年は経っただろうか。中国四川省にナローの蒸機を撮りに行ったときである。省都 成都から南に150kmにある戒厳(かいげん)の町でのこと。市街は混んで私たちのバスも渋滞にはまった。対向から来るバスに違和感を覚えた。


「フニャ〜 シォシォのパァ〜」 四川省・戒厳町

バスの屋根にやたら大きな黒い荷物を積んである。ユラユラと揺れる荷物に目をこらして見るとそれは風船である。私は天然ガス燃料のバスと気付くにはそんなに時間はかからなかった。まさかここであのテレビで見たバスが走っていたとは夢にも思わなかった。

早速、この戒厳の町で撮影を試みた。この地区は天然ガスが豊富に産出される。ガソリンよりも経済的であるため30年前から改造したバスが走っている。スピードは落ちるが乗り心地は変わらない。もっともガス欠は日常茶飯時。運転手はフニャフニャになった風船の膨らみを見ては市街のガススタンドに寄って注入。パンパンに膨れ上がったところで出発。それはまるで男性の下半身のようで愉快だった。

最近は老朽化も目立つ風船バスは安全面の懸念もあり燃費のいい新型ガソリンバスに変わっている。「風前の灯火」といいたいところだが、火気は厳禁でしょうか?


「これぞビンビン! いざ出発だ」 四川省・双流町

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