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■中朝国境を歩く10年ぶりに中国・吉林省朝鮮自治区の北朝鮮との国境を歩いた。目的は豆満江沿いの渓谷を行く北朝鮮の森林鉄道を撮ること。不規則な運用は以前と変わらず終日蒸機を待った。前回は現地で3日間待ってやっと撮影に成功、スクープをものしたが夕方だったため露出も乏しく望遠レンズ、高感度フィルムにも限界もあった。今回は意外に早く私のファインダーに飛びこんで来た。DLだったが終戦当時を思わせる多くの人々が貨車にしがみつき乗っている、あのすずなり列車は健在だった。機材はデジタルカメラとIS付き超望遠。露出も気にせずシャッターを押しまくる。茂山森林鉄道は無煙化されさすがにこの撮影には時の流れを感じた。 |
日本写真家協会会報2006年9月 メッセージボードより |
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©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2007-08-30