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■このバナナはエクらドル? 今回、エクアドルをUPした記念としてお話をひとつ。 私はアメリカ旅行社主催の撮影ツアーに参加した。まずは首都キトに入り、市内観光やオタバルの町でインディオたちのバザールを散策した。またエクアドル国鉄名物のレールバスで沿岸部の町サンロレンッまで足を伸ばし乗車も楽しんだ。 いよいよメインのデビルノーズ撮影を明日に控えエクアドル第2の都市グアヤギルへ向かう。エクアドルは世界でも有数のバナナの輸出国。山岳地帯から低地なってくると回りはバナナ畑が広がり露店が連なり美味しそうなバナナが所狭しと並んでいる。休憩した露店では参加メンバーが個々にバナナを買って食べている。計り売りのため安くて量もかなりある。
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ECUADOR |
彼らは食べきれぬバナナを私に勧めた。断り切れず、つい調子にのっていただいたバナナを無謀にもすべて食べてしまった。10本は食べただろうか夕方、ホテルに戻ると腹の調子が悪い。今晩、楽しみにしていた日本食レストランに行く予定だったがそれどころではない。まずは嘔吐から始まり腹痛そして下痢である。とうとう一晩中、苦しんでしまった。
早朝、撮影に参加はしたものの腹痛と寝不足で撮影どころではない。身体が付いて行けず車内で眠るばかりだった。降りて撮る気力も無かった。なんとか身体が回復したのは夕方からだった。時すでに遅しメインであるデビルノーズは去り撮影は幻に終わってしまったのだった。 食欲も戻り夕食は和食レストランに行った。オーナーが私の身体を考慮して特別に出してくれたお粥と梅干しは最高のご馳走であった。でも日本に帰るまで胃は終始重たかった。そんな辛い旅を体験した私は今でもバナナを見るとエクアドルを思い出す。 この旅、私はなんのために「行くア撮る?」 ど〜もすぃません! |
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©2000-2007 TSUZUKI Masato - Last Updated 2007-08-29